プロダクトマネージャーカンファレンス2019 Marty Cagan講演レポート

気づいたら随分と更新していませんでした。引き続きベトナムにいます。

11月に有難くもプロダクトマネージャーカンファレンスに参加させていただく機会をもらえたので、そのレポートを残しておきます。
素晴らしい発表ばっかりで、まとめなきゃまとめなきゃと思いながら1ヶ月経ってしまった…。

プロダクトマネージャーカンファレンスとは

日本において、プロダクトマネージャーという役割の認知度は近年こそ上がってきたものの、未だ高くはありません。

プロダクトマネージャーカンファレンスの公式ページには、その企画の意図が以下のように記載されています。

プロダクトマネージャーという職種の認知を高め、プロダクトマネジメント業務に携わる人々が情報や意見を交換することで共に学ぶ場を持つことが、創造性や先進性に富んだものづくりを行うには重要です。その場を提供するべく、プロダクトマネージャーカンファレンスは企画されています。

なんと今年の参加人数は1000人!
プロダクトマネージャーの認知度の高まりを感じますね。

下記、自分が聞いた発表のメモと、スライドがあればスライドも載せておきます。

EMPOWERED – Achieving Extraordinary Results with Ordinary People” by Marty Cagan

かのプロダクトマネージャー入門書として有名なInspiredの著者、マーティ・ケーガンさんの講演です。

英語の講演で、トランシーバー(?)で日本語同時通訳が聞けるようになっていたのですが、まさかのトランシーバーからなんの音声も聞こえず、図らずも英語原文で頑張って聞くことに…

後から聞いてわかったことですが、トランシーバーは無線で配信されているので、トランシーバー本体をちょっと上にあげないと聞こえないことがあるとのことで…。

なんとか70〜80%くらいは理解できた(ハズ)。英語勉強して、英語で仕事する環境にいてよかったと心底思った瞬間でした。

下記、なんとか理解したメモ。

普通の人、特別な結果

・Product discovery :
ユーザーやエンジニア、チーム内でテストを行って、価値ある、便利でわかりやすいソリューションを見つけること
・プロトタイプをたくさん作る、脳みそ使ってプロダクトを開発する。

プロダクト開発チームは2種類あって、1つは「Feature Team」=ビジネスを提供するために開発を行うチーム。このチームは、ビジネスサイドの人から言われたことをそのまま開発するような特徴がある。ほとんどのチームはこれである。

もう1つが「Product Team」=ユーザーのために開発を行うチーム。実はユーザーは何も自分で課題や困っていることを見つけられない。Product Teamはそんなカスタマーのために開発を行う。

EmpoweredされたProduct Teamを作るべきなのだが、ほとんどの企業は、チームメンバーを信頼していないためにこれを作れない。

0->1ではCEOがプロダクトオーナーとなるので特に大きな問題はないが、成長してくるとともにチームを信頼してデリゲーションしてやっていく必要がある。
ミッショナリーなチーム=情熱があり、なぜやるか、何をやるかを大事にするチームにしていく必要がある。

ほとんどの会社のプロダクトマネージャーはプロジェクトマネージャーである

ほとんどの会社ではPDMが本当のPDMの役割をしていない。
実際はプロジェクトマネージャーなのだ。
プロダクトマネージャーのやるべきことを考えると、バックログを見てイシューを動かすなんてプロダクトマネージャーがやるべきことのたった5%くらいでしかない。

なぜそうなるのかというと、大抵はトレーニングがないから。
誰かから学べる環境にいるというのは本当にラッキー。

Google、Apple、Amazonは全く異なるコーポレートカルチャーを持っているが、共通したコーチがいた。それがBill Campbellである。

リーダーシップはすべての人に素晴らしいところがあると気づくことだ。
何をしろと命令することじゃない。彼らに脳を使わせて何ができるか考えさせることだ。

リーダーは何をすべきか?

もしエンジニアメンバーが20人以内ならスタートアップ、100人以上ならエンタープライズと言えるが、大きくなるほどマネジメントは難しくなる。
メンバーが同じ方向を向いてプロダクトを作っていくことが大切だ。

リーダーは下記の5つに責任を持つ。

・Product Vision
   = 北極星のように、皆がいつも同じ方向を向けるもの。チームを魅了するもの。
・Product Strategy
   = プロダクトの一生は5年から10年以上、プランが必要になる。
・Product Principles
   = プロダクトの原則(聞き逃した…)
・Product Priorities
   = リーダーが優先度をつけて何を作るべきか支持する
・Product Evangelism
  = プロダクトを広める。ビジョンの伝道師である。

シニアはCEO,CTOなど他の人とうまく動くスキルを十分に持っていなければならない。

マネージャーは何をすべきか

プロダクトマネジャーは人をマネージメント(命令)する人ではない。
エンジニアやデザイナは、本来PDMではなく素晴らしいエンジニア・デザイナと働きたい。
優秀な人を雇い、何をすべきか教えてもらえ。(スティーブ・ジョブズ)


マネジメントの責任は
・Staffing (優秀な人を巻き込み)
・Coaching (コーチング、すべての人が同じレベルに行ける)
・Objectives (リーダーやマネジャーは目標を設定する)

チームメンバーがお互いに信頼できる環境を作ること(毒になる人がいないようにすること)がマネージャーの仕事である。

プロダクトはエンジニアから生まれやすい。早めに巻き込むこと。
プロダクトマネージャーは、CEOと議論することを恐れない優秀なエンジニアやデザイナーを採用する必要がある。

結論

信頼しなければ素晴らしいチームは作れないし、優秀な人を巻き込まないと良いものは作れない。

プロダクトマネージャーは、人々の信頼関係を作り、ビジョンを掲げて優秀な人たちを率いていく必要がある。

(感想)
プロダクトマネージャーは、もちろんプロダクトを作ることにもフォーカスするのですが、それよりもチームをどう作るかにもっとフォーカスする必要があるのだなと感じました。
「信頼」はプロダクトマネージャーカンファレンスのキーワードでもあったと思います。

もしかしたら聞き逃していて、または解釈違いで間違っているところがあるかもしれないので、もし何かあったらコメントかTwitter(@zhen_meii)にてメンションください。

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